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中国の工場を自動化してまで中国にとどまる意味って何だ? [中国経済]

中国の工場の人件費は、ここ数年右肩上がりで上がってきています。それに嫌気を指した外国資本の工場などは、海外への移転を始めています。ここまでは良く聞くニュースですね。

この件に関して、最近、新しい動きがあるようです。それは、中国の工場を自動化して、人経費の影響を受けにくくしようという動きです。

中国製造業“人海戦術”に限界 労働力不足と賃金高騰直撃、自動化へ(SankeiBiz)

自動化してコストを圧縮するのは結構なことですから、やって頂ければ良いのだと思います。でも、そこまでして中国に残る意味って、一体何なのでしょうか。率直に言って、わかりにくいですよね。

まあ、工場移転となると、より大きなコストがかかりますからね。自動化の方が低コストで済むのなら、まだ自動化を選ぶのかもしれませんね。

でも、長期的に見ると、一部の業種では撤退した方が有利なのかもしれませんね。製造に日本で作るのと大差が無いコストがかかるようになった場合、中国にとどまるメリットってあまりありませんから。ここ数年の出来事を見ていると、無理して残す意味は無いですよね。

もちろん、中国国内で需要が見込めるようなら、工場を残す意味もあるのでしょうけどね。中国の内需が急に強くなるとも思えません。

ああ、でも、人件費が上がるという事は、沿岸部では購買力を持った人が増えるということですね。そう考えると、多少の効果はあるのかなあ。

さらにいうと、ここ数年の中国を見ていると、中国にカントリーリスクがあるのは誰の目にも明らかですからね。日本企業は特に、出口戦略をしっかりしておくべきでしょう。

言われなくても、多くの企業が検討しているでしょうけどね。

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