韓国の高裁が新日鉄住金に慰謝料支払いを命じる判決| でも、これって強制力あるの？

韓国の高裁で、新日鉄住金に元戦時徴用者に対して慰謝料の支払いを命じる判決が出たようです。でも、こんな判決って意味があるのでしょうか？

■ 新日鉄は慰謝料支払いを＝戦時徴用者で判決―韓国（時事通信）
そもそも、韓国の民事裁判の効力は日本の法人には及びませんよね。韓国に新日鉄住金の法人でもあるのかなあ。ああ記事によると、判決が確定した場合は韓国内の資産の差し押さえがあるようですね。まあ、数千万円くらいの資産なら、現地法人化していなくてもありそうですね。これなら可能か。

でも、そもそも、韓国への戦後賠償は、日韓基本条約で終わっているはずですよね。こんなものを蒸し返したら、この手の協定は意味が無くなってしまいます。

一体どうしたいのでしょうかねえ。お金が欲しかったら、韓国政府を訴えるのが筋なんですよね。本来は。

率直に言ってよくわかりません。

ところで、この話って、このままいくと、外交問題になるかもしれませんね。可能性が大きいとは思いませんけど。

日本政府としては、この賠償は受け入れるわけにはいかないでしょう。日韓基本条約で解決済みというスタンスでしょうから。ですから、この件で新日鉄住金の資産が差し押さえられるような動きがあれば、日本企業を保護する立場から、何らかの動きがあるはずです。

常識的に考えれば、事前にちょうど良いところに落としどころを見つけるのでしょうけどね。今の日韓関係だとうまく行きますかどうか。