中国が株安、資金不足の報道を規制| こんなことしたら逆効果だと思うんだけどなあ

中国が国内での株価や資金不足などに関する報道規制の通達を出したようです。なんと言うか、中国らしい行動ですよね。

■ 株安取り上げるな…中国、金融報道規制の通達（読売新聞）

まともな国なら、こんな対応は絶対にしないでしょう。報道規制なんてしたら、国内経済に問題を抱えているのを認めるようなものですからね。逆に経済システムに対する不安が増してしまいます。

でも、中国人はそう考えないのでしょうか。少なくとも中央政府はそうみたいですね。

もしかしたら、こうした報道規制で、国内の情報統制はできるかもしれません。情報源が限定されている人には、メディア規制はある程度効くでしょう。

でも、中国には外資もたくさん入っています。当然ですがこの規制は、外資には逆効果です。だって、こんな風に、報道規制していますとメディアで取り上げられてしまうわけですから。

本当に不思議なのですが、中国は何でこんな見え透いた事実隠しをするのでしょうか。百害あって一利なしだとしかおもえません。

中国の成長の源泉は外国企業の工場誘致でした。でも、こんな風に、外国企業が出て行くようなことばかりしていて大丈夫なのでしょうか。ちょっと気なるところですね。

外国資本が逃げていくのは気にしないのかなあ。そもそも、外国企業の工場が中国国外に移転し始めているなんて動きもあるくらいですからね。

参考：米製造業が中国から撤退の流れ| この記事を何で今更という感じもしますけど

そういえば、日本の原発事故の時に、民主党政権が近いことをやっていたなんて話がありましたね。あの時も、海外での報道と国内の報道にギャップがあると、問題になったのです。結局真相はうやむやですけど。

普通はこのように、報道規制的なことがあれば、問題になるものですよね。それが国内的に起こらないのが、今の中国と言うことでしょうか。