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吉野家が円安のタイミングで値下げして戦略失敗| 「誤算」という言い訳には無理があるよね [企業情報]

直近の四半期決算で、吉野家が赤字に転落したそうです。正確に書くと、2013年の3~5月期ですね。

「並盛」値下げで客は増えたが…誤算の吉野家(読売新聞)

赤字転落の原因は、牛丼の低下の値下げ戦略の失敗なのだとか。牛丼の値下げのタイミングで円が安くなり、コストがかかって赤字と言うことのようです。

でも、円安が足かせになるなんて、誰にでも分かっていたことですよね。しかも、値下げを開始したころには、既に円はかなり安くなっていました。

実際、私のような部外者でも、このタイミングの値下げには疑問を持っていました。。

吉野家の価格改定は今年の4月中旬からだったはずです。そして、その2ヶ月以上前の1月の下旬にはドル円は90円を超えているはずです。このくらい期間に余裕があっても、方針変更はできなかったのでしょうかねえ。

もちろん、定価の変更となれば、数ヶ月前から準備が必要なのでしょう。テレビCMの制作やらメニュー表の変更やらと、色々と準備は必要ですから。それでも、2ヶ月以上あれば時間的な余裕はあった気がするのですけどね。

為替相場を読み誤ったのか、実はもっと売り上げが上がると思っていたのか。何にしても、経営判断のミスと言われても仕方がないような赤字ですよね。少なくとも、値下げをしてから為替が変動したわけではないですからね。

読売新聞の記事のタイトルには「誤算」とありました。でも、誤算というのはちょっと無理がある気がします。思い込みに近い判断ミスがあったような気がするんですよね。

誤算というよりは、むしろ「ずさん」な見通しだったということでしょう。駄洒落でしめてみました。
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