テレビ視聴と同時にサイトが見れるテレビのＣＭを民法各局が拒否| 取ってつけたような理由がおかしくって

テレビの視聴と同時にネットも使えるテレビを、パナソニックが作ったそうです。しかし民法各局は、そのテレビＣＭの放送を拒否しているのだとか。

拒否する理由は、誰の目にも明らかですよね。テレビとネット動画を両方見られるようにしたら、テレビ離れがすすむとでも思っているのでしょう。広告収入をもらってＣＭを流すよりも、このテレビを売らせないほうに利があると考えたのでしょうね。

■ パナソニック新型テレビ、民放各局がＣＭ放送拒否（朝日新聞デジタル）

でも、テレビ局の側としても、そんなあけすけなことは言えません。テレビ放送が公共のものだという立場に立てば、自分たちにとって不利益だからという理由でＣＭを流さないわけにはいきませんからね。そんなことを公に発表したら、厳しい追及がされるでしょう。

そこで取った方法が、視聴者にテレビかネット動画か混同される恐れがあるという主張をすることです。

民放側はパナソニックに対し、視聴者が放送番組とネット情報を混同するおそれがあるとして、表示方法の変更を求めている。放送局が提供するデータ放送に不具合が生じるケースもあるとしており、パナソニックと協議を続けているという。

このテレビは高機能な分、多少高目の値段で販売されることでしょう。それを分かった上でこの機種を選んで買う層が、テレビとネットがわからなくなったりしませんよね。

テレビ局のネットアレルギーは、相当なものだと思いました。まあ、ネットのおかげで、テレビ局の業績は散々ですからね。その気分も分からなくはありませんけど。

もはや難癖にすら感じます。

テレビ局側はこのまま押し切るのでしょうかねえ。テレビの信頼低下が進むだけのようにも思えるのですけど。