明治安田生命がタイの生保大手に出資| この生保、タイの中ではそうとう大きい会社なんだろうな

明治安田生命がタイの生保大手「タイライフ保険」に対して700億円の出資をするようです。これにより同社の株式の15％を取得することになるようですね。

■ 明治安田生命 タイ生保に出資（NHKニュース）

最近、日本の生保大手が東南アジアや中国などの海外の生保会社に出資する例が増えているようですね。定期的にこの手のニュースを見る気がします。

日本国内だけだと、売り上げも頭打ちという事なのかなあ。あるいは、リスク分散的な考え方もあるのでしょうか。はたまた、単純にお金が余っているだけなのかも。

理由は様々でしょうが、そうとう積極的ですね。

タイライフ生命は意外と大きい生保？

さて、このニュースを見て興味を持ったのが、700億円でタイの大手生保の株式を15％取得できるという事実です。ここから考えると、この会社の時価総額は4,700億円くらいということですよね。

第一生命の時価総額が1.4兆円弱くらいなので、ざっくり言って第一生命の３分の１程度の規模の会社と言うことになります。意外と大きいんですね。

というのも、タイのGDP は日本の１割も無いのです。正確に書くと６％くらいですかね。つまり、タイというのは経済的にはとても小さな国なわけです。

その国の保険会社が日本の大手生保の３分の１程度の時価総額を持っているわけです。ちょっと驚きですよね。

この数字から考えると、タイの生保業界というのは大手数社の寡占のような状態なのかもしれませんね。