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デフレ傾向は本当に止まっているのかチェックしてみよう| 良い傾向なのは間違い無さそうですよ [日本経済]

総務省によると、消費者物価指数がプラスに転じたそうです。
総務省が26日に発表した6月の全国消費者物価指数(2010年=100、生鮮食品を除く)は、前年同月比0.4%上昇して100.0となった。プラスとなったのは昨年4月以来、14カ月(1年2カ月)ぶり。家電製品など家庭用品の値下がりが一服した一方で、電気・ガス料金やガソリン代が上昇した。 ■ 6月の消費者物価、14カ月ぶりプラス 電気代やガソリン値上がりで(産経新聞)

生鮮食品を除く消費者物価指数というのは、コアCPI と呼ばれる指数ですね。

でも、この記事ちょっと変で、総務省のサイトをみると、6月のコアCPI は100.4になっています。そもそも記事の別の部分で、「5月の生鮮食品を除く物価指数は、それまでのマイナスからちょうど0.0%となっており」とありますから、記事のミスでしょうかね。

なんにしても、コアCPI で見てプラスになったのは事実のようです。

コアCPI がプラスでも意味は無い?


ところで、アベノミクスに批判的な人の中には、コアCPI が上がっても意味がないと言う人がいます。なぜかというと、コアCPI にはガソリン価格なども含むので、為替動向などの影響を受けやすいと言うのです。実際、今回のコアCPI 上昇要因のかなりの部分はガソリン価格の上昇でした。

そこで、エネルギー価格の変動などを除いた、コアCPI よりもよりも調査対象を絞り込んだ指数が必要になります。コアコアCPI と言います。

このコアコアCPI の直近の数字を見てみると、-0.2と未だにデフレ傾向は続いています。それでも、過去4ヶ月の数字を見ていると、徐々に改善しているのが分かります。具体的に見てみましょう。

2013年3月:▲0.8 2013年4月:▲0.6 2013年5月:▲0.4 2013年6月:▲0.2

この数字を見ると、コアコアCPI でみても改善傾向であることはわかります。プラスまでもう一歩と言う所ですね。


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