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宮崎駿監督が憲法改正反対、慰安婦問題での謝罪を語ったらしいですよ| 芸能関係者がこういう発言をするのは珍しいですね [政治っぽい話]

スタジオジブリの宮崎駿監督が自社製作の無料冊子の中で、憲法改正や慰安婦問題について語ったようです。主な主張は、「憲法改正の反対」「慰安婦には謝罪を」「領土問題は折半か共同管理」といった感じみたいです。

「慰安婦問題で日本は謝罪・賠償すべき」 宮崎駿監督のインタビュー記事が物議(J-CASTニュース)

これって、ずいぶん思い切った発言ですよね。この3つを並べると、かなり極端な思想の持ち主という受け取られ方をするでしょう。しかも、この冊子を配ったのが7月10日と参院選の直前ですから、誰しもが選挙に影響を与えようとしたものだと解釈するはずです。

そもそもエンターテインメント産業の人で、政治色の強い話を積極的にする人って珍しいですよね。あまり色がついていると、興行的にはマイナスでしょう。スポンサーやマスコミとの関係も難しくなるはずです。右よりでも左よりでも、極端なものは嫌われます。

政治的や思想的な色の強い映画をとる人の中には、敢えてそういう部分を前面に出す人もいますけどね。ジブリの作品は、そこまで分かりやすく政治色が出ているわけではありませんし。

もちろん作品を見れば、ある程度の思想的な背景は分かります。でも、ここまで露骨に書くのはリスキーだと言わざるを得ませんよね。

ですから、次の映画の興行収入がどうなるかは、ちょっと興味が出てきました。不買運動的なものも起こるかもしれませんね。

敢えて一つだけ問題提起を


今回の宮崎監督の主張には、相当強い反発をする人もおそらくたくさんいるでしょう。また、強く賛成する人もいるはずです。議論はネット上で勝手に起こるでしょうから、ここでいちいち書くことはやめておきましょう。

ただ、一つだけ皮肉っぽいことを書かせてください。

今回の冊子の中で、宮崎監督は「領土問題は折半か共同管理」と主張しています。では、例えば中国が、沖縄は歴史的には中国の領土、だと言ってても同じ主張なのでしょうか。沖縄を半分上げるのですか?

あるいは韓国が、九州は歴史的には韓国とつながりが深いとか言って韓国領を主張してもやっぱり折半なのでしょうか?

あるいは逆に、日本が韓国に対して、韓国は一時日本の領土だったのだから南半分は譲るべきと言い出したら、韓国に譲ってもらうのでしょうか?

もっと現実的には、日本が北方領土のみならず樺太までも領土だと主張する可能性もありますよね。そう言っておいて、北方四島だけ取り返すとかね。そういう交渉を政府にしろとは言わないのかなあ。

どのケースも滅茶苦茶ですよね。でも、領土の折半ってそういうことなのです。一方的に言い出して声が大きい方が有利になります。そして、今の中国や韓国のスタンスを見てると、そんなことを言い出しても不思議ではない感じはするのです。

実際、中国は本気で沖縄を狙っているふしがあります。韓国の中には対馬は韓国領だと主張する声もあるようです。

どう考えても、折半やら共同管理なんて前例を作るのが良い選択肢だとは思えないのですよね。そこまで分かって発言されているのでしょうか?折半を言い出す人を見ていると、ちょっと疑問を感じるんですけどね。

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