日銀の量的緩和は上手く言っているようだ| こうなると参院選で野党は厳しいよね

日銀の黒田総裁は、日銀の支店長会議というところで、量的緩和後は日本経済は順調に回復の道筋をたどっているという趣旨の発言をしたようです。

■ 日本経済は順調に回復へ、緩和効果働いている＝日銀総裁（ロイター）

まあ、実際、出てくる数字を見ると順調そのものという感じはします。BEI と呼ばれる予想インフレ率を示す数字もプラスですし、消費者物価指数もプラスになりました。

金融市場の動向も落ち着きを取り戻しています。長期金利も落ち着いていますし、株価も最近は堅調です。ドル円も再び１ドル100円台に乗せましたからね。

ここまでのところは、かなり狙い通りといった感じなのでしょう。

安倍政権に批判的なマスコミも、経済に関しては攻撃の使用が無さそうです。

参院選で野党の攻め手が無いね

ところで世論調査によると、参院選で重視するのは「景気や雇用」がトップなのだそうです。

■ 「景気・雇用重視」が最多、参院選関心７３％（読売新聞）

そうなると、野党としては、アベノミクスの問題点を指摘するしかありません。でも、今の状況だと、何を言っても説得力が無さそうですね。どの指標を取っても、順調そのものですからね。

もちろん、経済は水物ですから、選挙期間中に株価が大きく下がるような可能性も無いわけではありません。でも、そんな他力本願位しか期待できなさそうですね。

経済といえば、民主党の代表が海江田さんというのも弱みでしょうか。経済に強いというのが売りだったようですが、安愚楽牧場の件で、相当疑問をもたれています。上場企業でもない会社への出資を安全と言ってしまうのは、経済通ならありえない話です。

個人的にはこの方は経済に強いとは全く思っていません。菅元総理よりは多少マシでしょうけどね。その事実が、明るみになったのかなあと思っています。

まだ２週間近くありますが、情勢が大きく変わるようなことがあるのでしょうか？このまま行ってしまうと、都議会議員選挙の再現のようなことになりそうですけどね。