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消費税を上げると円安になるって本当かねえ [日本経済]

東洋経済のオンライン版に、消費税を上げると円安になるという予想が出ていました。民間シンクタンクの研究者の方の記事みたいですね。
13日、日本経済新聞(朝刊)は一面で、安倍首相が消費増税と一体で法人税減税を検討するように指示したと報じた。実現の可能性が高まれば、との条件付きだが、これまでマチマチだった為替市場の消費増税に対する反応は、今後、「消費増税→円安」、「増税見送り→円高」という形に収斂していくことだろう。

消費増税決断で、再び1ドル103円目指す


為替の予想なんて、様々な要因が絡むものです。ですから、この手の予想は話半分に聞いておくのが良いのではないかと思いますけどね。

まあ、金融のプロを自称する人がどのような考え方をしているのかを知ることはそれなりに勉強になるでしょう。興味があればチェックしてみてください。

増税でインフレになるとする根拠


この方の円安の根拠は次の2つみたいです。

・ 日本の景気が悪化するから外資が資本を引き上げる
・ 増税によりインフレになり実質金利が下がるから、外資が出て行く


一見書いてあることはまともなようにも感じますが、本当にこんな単純に行くのかという疑問はあります。まあ、一応の理屈をつけるのが、こういう人たちの仕事ですからね。この方自身も、どのくらいの確信を持って書いているのかはわかりません。

ちなみに、この手の記事は、将来読み返してみると面白いですよ。結構な高い確率で外れていますから。プロを名乗っていても、市場の将来を予想するのは難しいことなのです。逆に言うと、そういう人に影響され過ぎるのは危険ともいえそうですね。

個人的には円安を予想します


最後に一応、私個人の見解を書いておきます。

私個人として、消費増税が実施された場合は、やっぱり円安になる確率が高いのではないかと思います。結論としてはこの記事と一緒です。

円安の理由は簡単です。次のような流れになるのが自然だと考えるのです。

消費増税

景況感が悪化

日銀が金融緩和を拡大 ↓
円安


ただ、この予想には全く自信がありません。というのも、景況感が悪化しても日銀の緩和拡大につながらない可能性も大きそうだからです。なぜかというと、消費増税というのはインフレ要因だからです。

消費増税でインフレになったら、景気が悪くても金融緩和は拡大できないですよね。そうなると、上の流れにはならないわけです。

ということで、はっきり言って、どうなるかはさっぱり分かりません。外部要因による所も大きいですしね。

つまり、今の段階だと如何様にも予想が出来るということです。何に重きを置くかでも、結論はぜんぜん違うでしょうし。

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