消費税を上げないと株価が下がるって…| どんな理屈なんだろう？

日経新聞のネット版に、興味深い記事が出ていました。市場関係者を対象にした調査で、50％以上の人が消費税を見送ったら株価が下がると予想したのです。

■ 消費増税、見送りなら「株下落」50％超　市場関係者 （日本経済新聞）

しかも、73％の人が、消費税を上げなければ長期金利が上がると考えているそうです。（■ 長期金利とは）
はっきり言って、ちょっと理解に苦しみます。緊縮的な政策を取らないと株価が下がると言っているわけですよね。そんなことって現実的にあるのかなあ。

ちなみに、このアンケートに答えたのは、次のような人たちなのだそうです。

調査期間は７月30日～８月１日、証券会社や機関投資家の株式担当者274人を対象に実施し、171人（62.4％）から回答を得た。

回答者を見る限り、国際的信任云々と言うような与太話を信じる人たちでもなさそうです。ということは、ポジショントーク的な色合いが強いのかなあ。なにせ、回答者が少ないことは分かって答えているでしょうからね。自分の嗜好で回答すれば、アンケート結果に一定の影響を与えられることは理解しているはずです。

あるいは、財務相の影響を強く受けているのかしら？

何にしても、色々と裏を読みたくなるようなアンケートでした。ちょっと素直には受け取りにくいです。