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これは言いがかりだよね| 何で銀行の弱いものいじめと思ったのだろう? [日本経済]

ちょっと前に、住宅ローンの金利が下がっているというニュースをご紹介しました。住信SBIネット銀行の記事ですね。

これに関する違う記事を見ていたら、次のような記事を見つけました。

住宅ローン金利、引き下げ=三井住友銀行―8月適用分(時事通信)

興味深かったのは、この記事自体ではありません。Yahoo!ニュースのこの記事に対するコメントに面白いものがありました。

次のようなコメントです。

審査してもらったけれど、全額貸し付けしてもらえなかった。
3500万で買ったマンションも、今では1100万程度の
評価格しかない・・・。

しかし、ローンの残りは2000万。貸し付けは評価格以上
は、まず融資してくれない。

残りは自己資金だと。
そんな金あるくらいなら、融資なんか頼むかよ!?

結局、銀行も弱いもの虐めの最前線突っ走ってるね。


率直に言って、このコメントだけだと何を言いたいのかよくわかりません。このコメントから類推して考えると、おそらく次のような感じのことを言いたいのでしょう。
市場金利が下がっているから、この方は借り換えを申し出たのでしょう。しかし、マンションの評価額が低く、半額程度しか借り換えに応じられないという答えが銀行から返ってきました。それに対して、弱いものいじめだとご立腹している。

多分、こんな所でしょうね。

でも、だとしたら、結構な言いがかりですよね。何でこれで弱いものいじめだと思ってしまうのかしら?自分の思うとおりにお金が借りられなかったから、癇癪を起こしているのかな?

確実に返してもらえる額しか貸さないから低利で貸すことが出来る


この方が何でご立腹なのかは分かりませんが、この方がお金を借りられない理由は明らかです。銀行が低利でお金を借す事が出来るのは、物件を担保にすることで、最終的には確実に回収できると考えるからです。不良債権化しない確率が高いと考えているわけですね。

ということは、物件の評価額が低ければ、全額の借り換えを認めないのは自然なことですよね。この人に、何か特別なプラス要因でも有れば別ですけど。あるいは、物件の評価額が1,800万円くらいだったら、満額2,000万円の融資も応じたかもしれませんけどね。

物件の評価額が半額だと、どう頑張っても全額貸すのは難しいと言う判断だったのでしょう。少なくとも、低利の住宅ローンに応じるのは無理だったはずです。

これは弱いものいじめでも何でもありません。ただ単に、ローンの審査に落ちたと言うだけの話です。

審査に落ちて不愉快なのもわかりますが、八つ当たりは程ほどにね。

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