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結局民主党が終わったって事で良いのかな?| 参院選のまとめ [政治っぽい話]

参院選の投開票が終わり、一通り結果も出揃いました。ちょっと自分なりに整理してみたいと思います。

個人的に一番興味があるのは、民主党です。今回、衆院選から半年と言う時間があっても、全く立て直せませんでした。相変わらず自分たちに都合が悪いことは人のせいで、責任を取らない体質が続いているようです。

それでも、一つずつ見ていきましょう。

低投票率なのに組織票がある民主党が大惨敗


個人的に一番興味深かったのが、投票率が低かったのに民主党が惨敗したと言う点でしょう。結局20議席も取れませんでしたし、比例の得票率では公明党に負けています。正確に書くと民主党の13.4%に対して、公明党が14.2%でした。

これって、創価学会に労働組合が負けているっていう構図ですよね。さすがに数の上では組合員の方が多いでしょう。とすると、労組の組合員をグリップする力は、相当弱まっていると考えて良さそうです。

もしかしたら、民主党以上に連合関係者の方が、この結果にショックだったりして。なんにしても、公明に負けるようだと、自民党に対抗する勢力とはいえませんよね。

低投票率かつ逆風なのに維新が議席増


もう一つ興味深かったのが、維新が思ったよりも悪くなかったという点です。最終的に8議席獲得と、議席は増やしています。

比例代表の得票率でも11.9%と民主党と近い所までいっています。わずか1.5ポイント差ですね。また、9.7%の共産党には2.2ポイントリードしています。

石原代表も橋下代表も、選挙前には失言をしまくっていました。また、路線の違いが分かるような喧嘩もメディアに報じられていましたよね。さらには、維新は組織力では相当弱いはずです。低投票率の選挙では、組織表がある政党が有利と言います。

これだけの不利な要素があっても、負けなかったと言う感じです。

維新のことを意外と評価する層もいるのでしょう。選挙前にはここも負けるのだろうと個人的には、思っていたので、ちょっと意外な結果でした。

国政で共産を選ぶ人は、さすがに少なかったんだね


個人的に思ったほど伸びなかったと思ったのが、共産党です。維新やみんなの党と同じ8議席です。

都議選の結果を見ると、もう少し勝つかなあと思ったのですけどね。上でも書きましたが、組織力が弱い維新にも比例の得票率で負けています。

地方議会を任せるのと国政を任せるのでは、やっぱり状況が違うと言う国民の判断なのかなあ。逆に選挙区では、民主党候補を落とすために、共産党に投票した人も少なくなさそうな気がします。東京とか神奈川はそんな感じですよね。

みんなの党は選挙区が強かったんだね


今回の獲得議席と言う意味では、維新と共産、みんなの党が8議席で並びました。みんなの党が意外と議席を取った印象ですよね。

ちなみに、比例代表では、得票率8.9%と維新と3ポイント差をつけられています。その分、選挙区で取ったということですね。

社民党の存在意義は?


最後に、社民党についても一言。この政党は、ほとんど存在意義が無いように思います。社会党が社民党にかわってから、着実に議席を落としています。

この党の無責任な感じも、個人的には嫌いです。どんなに選挙で負け続けても、党首を替えようとしないんですよね。権力欲の塊みたいな人が党首を続けていることに、多くの人は疑問を持っているはずです。

なんにしても、今回ある程度の存在感を見せた共産党とは、雲泥の差ですよね。今後大きな変化があって、社民党が大幅に議席を増やすなんて事は、さすがにもう無さそうです。

もう、無くなっちゃえば良いのに。

民主党支持者って、やっぱり烏合だったんだね


比例の得票率などから見ると、みんなの党や維新が票を伸ばし、民主党が表を大幅に減らしました。その結果、公明党、民主党、共産党、日本維新の会、みんなの党といった2位グループが乱立する形になったわけです。

これを見て思うのが、民主党を支持者だった人たちは、価値観がぜんぜん違っていたということです。今回の結果を見ると、民主党に失望した人の受け皿になった党は維新、みんなの党、共産党あたりでしょう。あと、今回は自民党に投票したという人もいるでしょう。だとすると、政党の色はだいぶ違いますからね。

民主党は政策的に幅が広く烏合だなんていわれることもありました。でも、支持していた有権者も同じ傾向だったわけですね。

まあ、大政党なんて政策的な幅は広いものなのでしょうけどね。

結局、民主党が終わったと言う選挙でしたね


こうやって見てみると、今回の選挙は民主党の一人負けという印象が強いです。そして、今後民主党の存在意義があるのかどうか、相当疑わしくなっている気がします。

なにせ、前回の衆院選から半年で民主党は全く立て直すことが出来ませんでした。そんな状況なのに、代表が続投する意向を持っていると言うのです。

そもそも、民主党がどういう方針で進んでいくのか、昨日の細野幹事長の話を聞いていると、共産党と言っていることがそっくりなのです。相変わらず財源を無視して、民の懐を暖めてと言うような話をしていました。その一方で、成長戦略は相変わらず持っていない感じです。

率直に言って、少数政党ならいざ知らず、自民党にとって代わろうというのは無理がありますよね。もちろん、分配が悪いとは言いませんけど、成長戦略なくして分配だけ言われてもね。

結局、民主党は政権与党たりえない気がするのです。実際に政権を取ったことで、その点が露呈してしまった格好でした。そして、衆院選から今回の選挙までに改めることも出来ませんでした。

もうこの際ですから、労働党と名前を変えて、社民党と一緒になって、少数政党の道を歩んだ方が良い気がします。理念的に違う人は、勝手に出て行くでしょうから。率直に言って、あの政党に民主なんて名乗って欲しくないんですよね。

まあ、このまま放っておいたら自然消滅しそうなので、それならそれでも良いのですけどね。

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