SSブログ

ペット保険に終身タイプが登場| 人間で言うと医療保険というよりは公的な健康保険に近いみたいだね [商品・サービス情報]

最近、終身タイプのペット保険が主流になりつつあるようです。これまでの商品はペットが一定の年齢を超えた場合は、更新できない仕組みでした。具体的に言うと、以前の商品は1年契約で毎年更新していく仕組みでした。

しかし、満年齢で14歳になると、それ以降は更新できなかったようですね。それが、満14歳以降でも継続できるタイプが主流になったと言うことのようですね。

ペットの医療費は公的な保険が無いので、飼い主の負担は大きくなります。ですから、こうした保険も人気があるようですね。

老犬・猫に最期まで治療費=「終身」型ペット保険主流に(時事通信)

ただ、本当にこうしたペット保険に入るのが良いことなのでしょうか?個人的には、ちょっと疑問があります。

そのあたりも含めて、考えてみましょう。

ペット保険は健康保険に近い


そもそもペット保険とは何かと言うことですが、人間で言う所の公的な健康保険に近い仕組みと考えて良いでしょう。

健康保険の場合、患者は医療費の3割負担で治療を受けることができます。残りの7割は健康保険が負担してくれるのです。

それと同じように、ペット保険では、飼い主の負担は一定割合に抑えられます。そして、飼い主が負担しない分は、保険が負担することになります。

人間の医療保険は、基本的に入院に対する保険です。ですから、ペットの保険は医療保険というよりは健康保険に性格が近いのです。

コストが高くつくんだよね


人間が入る健康保険と同じ仕組みなら、それほど悪いものではない。そんな風に思う人もいらっしゃるでしょう。

でも個人的には、この手の保険を利用すべきかどうかといわれると、ちょっと微妙です。なぜかというと、民間の保険の場合、手数料が高くつくんですよね。

民間の保険に入る場合、国の保険には無い手数料がかかります。表向きには公表されていないので、気づかない人も多いでしょうけどね。この手数料のために、保険料が割高になる可能性が大きいのです。

保険会社を営むためには、当然ですが営業職員に給与を払わないといけません。会社としての利益もあげないといけません。事務スタッフに対する費用も必要ですよね。こうしたコストは当然私たちが負担することになるのです。

保険会社としては、こうしたコストを負担した上で、いざと言う時の保険の支払いも必要なのです。トータルの保険料が高くなるのは当然ですよね。保険会社の場合、大きな自社ビルを持っているところも多いですし。

保険料相当額を貯金してみては


ですから、私個人としては、ペット保険の保険料相当額を貯蓄する方が良いのではないかと思っています。無駄な手数料を取られない分、飼い主の負担が小さくなる可能性が大きいからです。

ただ、この方法の場合、医療費が大きくなりすぎた時に対処できません。この点だけがちょっと心配な点ですよね。

こうなってくると、ペットの医療費にどこまでかけられるかと言う、飼い主のスタンスも出てきそうです。

人間の場合は、「医療費が300万円かかるから命は諦めましょうと」いうわけには行かないですよね。ですから、公的な健康保険が整備されていて、患者の負担が大きくなりすぎないような様々な措置があるのです。

しかし、ペットの場合は必ずしもそうではありません。かかるコストによっては、命を諦めると言う選択おありうるでしょう。

ペット保険に入っていた場合でも、家庭によって負担の上限はあるでしょう。でも、保険がきく分だけ大きな負担にも耐えられるかもしれません。ただその代わり、保険料の分を貯蓄にまわしていないので、貯蓄額自体は小さくなっているかもしれません。

状況としては、若干複雑と言えそうです。

このあたりになると、個人の思想信条が関わってくる所です。どういう決断が良いかは、かなり難しいところですよね。

ペットの命にいくらまでかけられるかなんて、なかなか考えたくない問題ですけどね。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ペット

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。