アジアサッカーで八百長が横行| それはそうと、八百長試合ってどのくらい儲かるものなのでしょうか?
アジアのサッカーでは、八百長が横行しているのだそうです。それが原因で、スポンサー離れや観客の減少が起こっている国すらあるのだとか。
私が知る限りでは、アジアではサッカーに対する関心が高まっていると思っていました。ヨーロッパの有名クラブが、積極的にアジアツアーを組むくらいですからね。
ですから観客離れと聞くと、ちょっと意外な感じはしました。
ああ、でも、確かに地理的に近い国のリーグでも大規模な八百長事件はありましたね。そういうことが起こると、サッカーに興味がある層は、国内リーグではなく海外リーグに興味を持つようになるのかもしれません。
そう考えれば、国内の興行に影響が出るというのは、納得できそうですね。実際、中韓で時刻リーグのファンが離れているという報道を見たのを思い出しました。
■ アジアサッカー界にはびこる闇 選手、審判に八百長の「魔の手」(産経新聞)
さて、上の記事では、八百長に関する裏事情が色々と解説されています。それによると、買収されるのは選手だけでなく、審判であることもあるのだとか。1試合で10年分稼ぐ方法があると持ちかけられたという事例が紹介されています。
この事実から、八百長の相場が何となく見えてきそうです。具体的に数字を出してシミュレーションしてみましょう。実際どのくらい儲かるのでしょうか。
アジアの審判の年収と言っても、国によってぜんぜん値段は違うでしょう。ここではちょっと高めに、200万円と仮定しましょうか。これが10年分の年収と言うことは、2,000万円のコストで審判1人を買収できると言うことですよね。
もちろん、審判を買収しても100%勝たせることは難しいはずです。買収した場合の勝率を仮に7割だと考えてみましょう。
この手のギャンブルでは、おそらく、胴元に一定額を払いギャンブルに参加するはずです。そのコストを掛け金の20%としておきましょうか。
そして、予想に当たった場合は、掛け金から胴元に払った手数料を引いたものが、およそ二倍になって戻ってくるはずです。サッカーの試合はどちらかが勝ってどちらかが負けるのですから、2倍というのは当然ですよね。厳密には引き分けもありますが、計算が面倒なのでここでは無視します。
さて、条件設定としてはこんなもので良いでしょうか。
ああ、あともうひとつ、1回の掛け金を決めておかないといけませんね。ここでは、計算を簡単にするために、キリよく1億円として計算してみましょう。
そうすると、これらの仮定をおいた場合、獲得金額の期待値(何回も繰り返した場合の平均)は、次のようになります。
審判の買収費用に2,000万円かけている事を考えると、1回当たり平均で1,600万円の儲けと言うことになります。
これだけやって、たったの1,600万円か。これだと思ったほど儲からないですね。
しかも1試合とか2試合だけだと、審判を買収しても負けてしまうケースもあります。実際の収支をトータルでプラスにするためには、かなりの試合数で八百長をやらないといけないのかもしれません。そう考えると、かなりリスクがあるビジネスのような気がします。
まあ実際は、胴元の取り分はもっと少ないはずです。そう考えると、もう少し儲かるでしょうけどね。
その筋の人が1回当たり1,600万円程度の小さい利益で満足するとも思えません。そう考えると、掛け金はもう一桁くらい多いのかなあ。
それに実際には、八百長を持ちかけるのに人件費などもかかりますからね。こんなものだとビジネスにはなりにくいでしょう。逮捕されるリスクもあるわけですから。
あるいは、審判を買収した場合の勝率は、もっと高いのかもしれませんね。例えば上の想定で、勝率を9割にできれば、1試合の利益の平均が4,400万円まで跳ね上がります。
でも、八百長がバレて後々面倒になるリスクを考えると、勝率をあまりに高めることは難しいですよね。そう考えると、掛け金を大きくして儲けを増やす方が現実的かもしれません。
でも、掛け金を増やすためには、参加者を増やさないといけませんよね。規模が大きくなれば、それはそれで目を付けられますからリスクです。
意外と難しいところがありそうですね。
ああ、そうか。審判も選手も買収してしまえば良いんだ。そうすれば勝率を上げるのは比較的容易になる気がします。100%近く試合結果をコントロールできますよね。
選手全員を買収しなくても、ディフェンスの選手を2人とか3人買収すれば、上手く負けるのは意外と簡単そうです。審判もついていますしね。
これくらいやれば、ビジネスとして安定した収益が上げられそうな気がします。
私が知る限りでは、アジアではサッカーに対する関心が高まっていると思っていました。ヨーロッパの有名クラブが、積極的にアジアツアーを組むくらいですからね。
ですから観客離れと聞くと、ちょっと意外な感じはしました。
ああ、でも、確かに地理的に近い国のリーグでも大規模な八百長事件はありましたね。そういうことが起こると、サッカーに興味がある層は、国内リーグではなく海外リーグに興味を持つようになるのかもしれません。
そう考えれば、国内の興行に影響が出るというのは、納得できそうですね。実際、中韓で時刻リーグのファンが離れているという報道を見たのを思い出しました。
■ アジアサッカー界にはびこる闇 選手、審判に八百長の「魔の手」(産経新聞)
八百長って儲かるの?仮定をおいてシミュレーションしてみましょう
さて、上の記事では、八百長に関する裏事情が色々と解説されています。それによると、買収されるのは選手だけでなく、審判であることもあるのだとか。1試合で10年分稼ぐ方法があると持ちかけられたという事例が紹介されています。
この事実から、八百長の相場が何となく見えてきそうです。具体的に数字を出してシミュレーションしてみましょう。実際どのくらい儲かるのでしょうか。
アジアの審判の年収と言っても、国によってぜんぜん値段は違うでしょう。ここではちょっと高めに、200万円と仮定しましょうか。これが10年分の年収と言うことは、2,000万円のコストで審判1人を買収できると言うことですよね。
もちろん、審判を買収しても100%勝たせることは難しいはずです。買収した場合の勝率を仮に7割だと考えてみましょう。
この手のギャンブルでは、おそらく、胴元に一定額を払いギャンブルに参加するはずです。そのコストを掛け金の20%としておきましょうか。
そして、予想に当たった場合は、掛け金から胴元に払った手数料を引いたものが、およそ二倍になって戻ってくるはずです。サッカーの試合はどちらかが勝ってどちらかが負けるのですから、2倍というのは当然ですよね。厳密には引き分けもありますが、計算が面倒なのでここでは無視します。
さて、条件設定としてはこんなもので良いでしょうか。
ああ、あともうひとつ、1回の掛け金を決めておかないといけませんね。ここでは、計算を簡単にするために、キリよく1億円として計算してみましょう。
意外と儲からないなあ
そうすると、これらの仮定をおいた場合、獲得金額の期待値(何回も繰り返した場合の平均)は、次のようになります。
(期待値)
=1億円×0.8×70%-1億円×0.8×30%
=3,200万円
審判の買収費用に2,000万円かけている事を考えると、1回当たり平均で1,600万円の儲けと言うことになります。
これだけやって、たったの1,600万円か。これだと思ったほど儲からないですね。
しかも1試合とか2試合だけだと、審判を買収しても負けてしまうケースもあります。実際の収支をトータルでプラスにするためには、かなりの試合数で八百長をやらないといけないのかもしれません。そう考えると、かなりリスクがあるビジネスのような気がします。
まあ実際は、胴元の取り分はもっと少ないはずです。そう考えると、もう少し儲かるでしょうけどね。
実際はもう一桁か二桁大きいのかな
その筋の人が1回当たり1,600万円程度の小さい利益で満足するとも思えません。そう考えると、掛け金はもう一桁くらい多いのかなあ。
それに実際には、八百長を持ちかけるのに人件費などもかかりますからね。こんなものだとビジネスにはなりにくいでしょう。逮捕されるリスクもあるわけですから。
あるいは、審判を買収した場合の勝率は、もっと高いのかもしれませんね。例えば上の想定で、勝率を9割にできれば、1試合の利益の平均が4,400万円まで跳ね上がります。
でも、八百長がバレて後々面倒になるリスクを考えると、勝率をあまりに高めることは難しいですよね。そう考えると、掛け金を大きくして儲けを増やす方が現実的かもしれません。
でも、掛け金を増やすためには、参加者を増やさないといけませんよね。規模が大きくなれば、それはそれで目を付けられますからリスクです。
意外と難しいところがありそうですね。
審判と選手を買収すれば問題解決か
ああ、そうか。審判も選手も買収してしまえば良いんだ。そうすれば勝率を上げるのは比較的容易になる気がします。100%近く試合結果をコントロールできますよね。
選手全員を買収しなくても、ディフェンスの選手を2人とか3人買収すれば、上手く負けるのは意外と簡単そうです。審判もついていますしね。
これくらいやれば、ビジネスとして安定した収益が上げられそうな気がします。
2013-07-18 08:13
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