菅直人元首相が首相を提訴| 節操がないというか、なりふり構わずと言うか

菅直人元首相が安倍首相を名誉毀損で訴えたそうです。２年前に書かれたメルマガによって、名誉が傷つけられたと言うことのようですね。

■ 菅元首相が安倍首相を提訴　原発事故めぐり「メルマガで中傷記事」（産経新聞）

事実関係については、裁判で明らかになるでしょう。それよりもおどろかさ荒れるのは、今のタイミングで訴訟を起こしたと言うことです。

すごいタイミングで提訴に踏み切ったものですね。当時の東電側の現場責任者であった吉田氏がなくなった直後です。しかも参院選の投開票日の５日前と言うタイミングですから。

元首相が現役の首相を訴えると言うのも、聞いたことがありません。過去に例はあるのかなあ。

何だか韓国みたいになってきましたね。韓国の場合は、やめた大統領が追い詰められると言うパターンですけどね。

一か月待つという良識は無いのだろうか？

名誉回復のために裁判を起こすのが、必ずしも悪いことだとは思いません。国会議員なのだから、国会の論戦の中で追求して言った方が良いとは思いますけどね。それでも、認められた権利ですから、行使すれば良いでしょう。

でも、今のタイミングに訴訟を起こすのは、良識にかける気がしますよね。なにせ、メールマガジンが書かれたのが、２年前です。このタイミングを狙って訴訟を起こす必要性なんて、全く無いはずなのです。

せめて、参院選が終わって、吉田氏の四十九日が終わるまで待てなかったのかなあ。このままだと、選挙を有利にするために起こした訴訟であると、誤解を生んでしまうと思うのですけど。

まさか、このタイミングに民事訴訟を起こして、選挙戦を有利に戦おうなんて思ってはいないですよね。仮にも、わが国の元首相なのですから。