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生命保険保険料の負担を軽くするために払済保険を利用?| そんなことするなら違う金融商品に乗り換えれば [生命保険・損害保険]

週刊朝日の2013年7月5日号に、払済保険を使って保険の負担を減らす方方が出ていました。

保険料の家計圧迫には「払済保険」でシェイプアップ〈週刊朝日〉

この記事自体はネットのニュースサイトで閲覧できるので、興味がある人はチェックしてみてください。

払済保険とは


払済保険とは何かというと、今入っている貯蓄性のある保険を解約して、死亡保険金が同額の定期保険に切り替える制度です。解約保険金を使った一時払いの形になるので、今後の保険料負担なしに定期保険に入ることができます。

今回ご紹介した記事では、この制度を使って、毎月の保険料の負担を減らすことを提案しています。払済保険を使えば、今後の保険料負担が要らなくなるのです。

こんなことするなら保険自体やめれば


でも、この考えかたって、ちょっと変ですよね。変というか、柔軟性が無い気がします。

貯蓄性がある保険を使う目的は、おそらく貯蓄をするためです。しかし払済保険だと、死亡保険金の部分だけを残して貯蓄部分はなくなってしまいます。それだとあまり意味が無いように思うのです。

もちろん、最初から死亡保険が目的の人なら、払済保険の利用でも良いとは思うんですけどね。貯蓄の方が大事と考えているのなら、頓珍漢なアドバイスということになるわけです。

そもそも、貯蓄性の保険は、死亡保険金がそれほど大きくはありません。だったら、無理に死亡保険金の部分だけ残すことも無いと思うのです。

延長保険を使うのもちょっと疑問


死亡保険よりも貯蓄を大事にしたいのなら、記事の中で紹介されている延長保険を使うという手もあります。延長保険というのは何かというと、解約返戻金を使って保険料を一時払いする、保障額が小さい保険に乗り換えるのです。

でも今度は、「小さい死亡保障だけ残してどうするのか?」という話になります。もともと額の少ない貯蓄性の保険の死亡保障を残しても、あまり意味が無いことが多そうです。

保険以外に乗り換えたらどうだろう?


はっきりいって、何も保険にとらわれる必要は無いんですよね。貯蓄型の保険を解約したら、解約返戻金を違う金融商品で運用する事だってできるのですから。

繰り返しますが、もともと貯蓄型の保険なんて、死亡保険金は大したことがありません。そうであれば、保険以外で運用するという選択肢も考えられるでしょう。

保険業界の人は保険の中で縛られていることが多い


本当に支出を圧縮したいのなら、保険をやめた方が良いケースが多いはずです。保険以外の金融商品なら、現金かも簡単なことが多いですからね。いざという時に、家計の助けにもなるのです。

保険業界の人や保険に強いとされるFPは、保険以外の金融商品を使うという発想を持っていないことが多いようですね。あるいは、知っていても言わないだけかもしれませんけど。ですから、こういう人たちの話を聞くときには、ちょっと注意が必要です。

必ずしも悪意があるとは思いませんが、ちょっと注意しておいた方が良いと思いますよ。

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